器用貧乏の迷走記録

「価値観の違い」ってそもそもなんだ?メキシコで感じた価値観の違い3つ

こんにちは。迷走する器用貧乏チャーミーです。

「海外に行くと価値観が変わる」なんていう話をよく聞きますが、そもそも「価値観」って意味を定義しづらい言葉ですよね。

僕の迷走の原点とも言えるのが、20歳の時に1年間滞在したメキシコでの生活です。
日本とは大きく異なる人生観が存在し、毎日がエキサイティング!日本では経験できないことだらけの1年間でした。

そんな1年間で垣間見たメキシコ人と日本人の「価値観の違い」を、経験談を交えながら紹介します。

日本では生きづらいと感じている方も、外に出てみると自分にあった心地よい場所があるかもしれません。

メキシコ人は貯蓄をしない

全員とは言いませんが、メキシコ人は将来のために貯蓄をすると言う考えが非常に薄いです。

日本人が将来のために貯蓄をしたり、保険に入ったりして万が一の事態に備える代わりに、彼らは「家族」「友人」などをセーフティネットとして考えている節があります。

これはなにも経済的な負担を人任せにしているわけではなく、「今日はお金があるから僕が出すよ。その代わり僕がお金に困った時は助けてね」と言う助け合い・支え合いの文化が当たり前に存在していると言うことです。

この考え方が正しいかどうかはさておき、初めての一人海外でメキシコを訪れた私にとって、日本との大きな価値観の違いに触れた初めての経験でした。

実際にメキシコで体験した例を2つ紹介します

素敵な例


語学学校にオルガと言う40代で女性のとても優しい先生がいました。
事あるごとに食事をご馳走してくれたり、プレゼントをくれたりと、ただの生徒であるはずの僕をものすごい勢いでもてなしてくれていました。不思議に思った僕は「なんでそこまで優しくしてくれるの?」と聞きました。その答えが深いい話でした。

数年前重い病気にかかって長期間入院した時に、家族や友人だけでなく、昔教えた生徒たちが大きな援助をしてくれた。今こうして働いてお金を稼げるまで回復して、今度は私が分け与える番だと思ってるの。

助け合い文化のいい面が凝縮されたようなお話でした。

一方で、こうした助け合い文化を悪用する悪い子もいました。サッカー仲間のホルヘは悪用常習犯だったので一つ実例を紹介します。

悪用例


ホルヘは基本的にいいやつでしたが、極めて貧乏でした。なぜなら仕事をしないからです。親からの僅かな仕送りで食いつないでいる貧乏学生でした。
そんなこともあり、ホルヘとご飯に行く際には「500円貸して!」みたいなことがよくありました。憎めないやつだったのでそれは全然良かったのですが、ホルへにはなんともむかつく習性がありました。

サッカー場へ向かうバスに乗り込む時でした。
「こないだご飯代出してもらったからバス代は僕が出すよ!」
爽やかに言い放つホルヘ。バス代は50円。。
愛のセーフティネットとは程遠いこすいやり方をする奴でした(それ以外はめっちゃいい奴)

「お金がある人が払えばよくない?」と言う非常にざっくりとした暗黙の了解をもとに運用されているセーフティネットなので、こうした「払わなすぎて嫌われる奴」もいます。

時間を守るという概念はそもそも存在しない」

これはメキシコ経験者の多くが体験していることだと思いますが、彼らはもう笑ってしまうくらいに時間を守りません。
「時間を守る」と言う概念がない国に行っているのですから、こちらも負けずに30分遅刻していけばいいのです。
しかし悲しいかな我々日本人は、それでも時間を守ってしまう生き物なのです。

「もしかしたら今日は時間通りに来ていて待たせちゃうかも、、」

そんなありえない妄想をして、今日も約束の5分前に到着してしまうのです。ばかですよね。

お恥ずかしながら、滞在中メキシコ人の彼女がいました。
素敵な子でしたが、この子も例にたがわず時間を守れないメキシコ人でした。

「いとこが来ていた」
「お姉ちゃんが起こしてくれなかった」
「テレビを見ていた」
「朝ごはんを食べていた」
「シャワーを浴びていた」

など、数々のおもしろ言い訳を盾に1時間以上も遅刻するのが日常茶飯事でした。
しかも連絡なしで、です。

「時間を守れない」と言う特徴は、メキシコで人間関係を築く上で避けては通れないいわば関門です。
待たせるよりも待ちたいタイプの僕ですが、いつ来るかわからない人を待ち続けるのは正直キツイこともありました。

しかしメキシコ人からすれば生まれた瞬間から「待ち合わせに遅れていくのは当然のこと」です。全員遅れてきます。「なんで時間通りに来るの?」とか言ってきます。

その土地で作られてきた「常識」こそが「価値観の違い」なのかもしれません。

(学校や仕事にはちゃんといく人が多いことも付け加えておきます。できるならやれと思う)

メキシコ人は年齢を全く気にしない

日本人は年齢を非常に気にする民族だと思います。

・相手の年が分かるまでは敬語。一つでも年上だったら敬語。
・大学を出たら22歳で就職するのが当たり前。
・大人のチャレンジを否定しがち(30にもなって、、みたいな)

浪人する、休学する、就職浪人する、会社をすぐやめる、大人になって大きなチャレンジをする、、こうした人生の節目となる決断をする際に、「年齢」や、それに付随する「周りの目」を気にしてしまうケースは多々あります。

しかし、メキシコ人は年齢に対する偏見や決めつけ(◉◉歳だからこうあるべき)が全くと言っていいほど存在しません。
それゆえに、相手がどんなに年上だろうと年下だろうと非常にフラットな姿勢で接します。必要以上に持ち上げたり、年下だからと言って見下したりはしません。
印象的だった例を3つ紹介します。

・年上とか年下とか関係ない。みんな友達。


年齢を気にしないので、気があうと思ったらみんな友達になります。
20歳と40歳でつるんでるとか日常茶飯事です。
中学生と25歳が毎日一緒にポケモン見てケラケラ笑ってるケースもありました。
「その人の本質を見る」という意味では個人的に凄く素敵な「価値観」だと感じました。

・いい年の大人がニートしててもみんな優しい。


メキシコにはニート(というか職業不詳)が多いです。
「デザイナー目指してる」とか言いながらデザインの勉強もせずフラフラ、、みたいな感じです。
日本であればニートというとネガティブなイメージを持つ方も多いかもしれませんが、メキシコでは比較的「ニートする自由」が尊重されています。
もし将来お金に困っても家族や友達に助けてもらえばいい、と思っていますし、頼られる方も慣れっこなので煙たがったりしません。
頼ること、頼られることにとても寛容です。

・新しいことに挑戦するのに年齢は全く関係ない。


メキシコ滞在中、大学の日本語学科で会話の相手をするボランティアをしていました。
出入りをするようになって驚いたのが、30代の生徒さんがとても多いということです。
アニメや漫画がきっかけで、「日本語を学びたい!」と思った人が、やりたい!と思ったその瞬間から日本語コースを受講します。

「30歳だし今更勉強しても、、」みたいなブレーキを自分で踏むことはありません。
やってみてダメだったら誰かが助けてくれるだろう、最終的にはどうにかなるだろう、という楽観性があるため、年齢に関係なく彼らは新しいことに挑戦します。

メキシコで感じた価値観の違いまとめ

いかがでしたでしょうか。
「価値観」とは「その土地の文化」とも言い換えられるかもしれません。
メキシコ人の価値観はとても楽観的で柔軟なので、日本に住む僕たちにとって学ぶべきところがたくさんあると思います。
刺激溢れるメキシコは、留学や長期滞在などを考えている方にもおすすめです!