てきとーワイン学

【ソムリエが語る】ワインを「辛口で」と頼むと損をするよ!という話

こんにちは。迷走する器用貧乏チャーミーです。

ワインを頼む時、ついつい「辛口で」といってしまう方、結構いるんじゃないでしょうか。

ワインってなんだか難しいしとりあえず辛口って言っておけば間違いない気がする、、なんて思っているそこのあなたに伝えたい!

「辛口」という頼み方をすると、結果的に損をします…!

今回はその理由についてワイン業界で働くソムリエの僕が説明していきます。

そもそもワインの辛口ってなんだ

ここでみなさんに質問です。

あなたが思う辛口ってどんなワインでしょうか?

意外と辛口の説明って難しいんじゃないでしょうか。

多くの人が何気なく使っているからこそ、「辛口ワイン」と聞いてイメージする味わいは人それぞれ全然違かったりします。
みなさんの頭の中にそれぞれがイメージする「辛口ワイン」が存在する訳です。

酸味があってキリッとしているものを辛口だと思う人もいれば、苦味の強いワインを辛口と感じる人もいます。

辛口という表現はいつでも使えて便利そうな言葉である反面、実際はものすごーく曖昧で具体的な実態が無い表現なんです。

「辛口で」と注文を受けたとき店員は何を考える?

先ほど触れたとおり、「辛口ワイン」のイメージは人それぞれです。

また、レストランのワインリストのうち9割以上を辛口ワインが占めるのが普通です。
30種類のワインを置いているレストランだったら27〜28種類程度は辛口ワインだと思ってもらっていいと思います。

レストランで「辛口ください」とオーダーをしたとき、大抵の店員は

「うちのワインはほとんど辛口だけどこの人が飲みたい辛口ってどんなワインのことだろう・・・?」

という非常に難しい判断を迫られることになります。
たくさんある辛口ワインの中から、えいやっ!と一本を選ぶことになるため、ここで提供されるワインがあなたの好みかどうかは運次第です。

「いやいや、こっちの好みを汲んでぴったりなワインを提供するのがお店の仕事でしょ!!」

と思われるかもしれませんし、それもごもっともです。
しかし、一般的なレストランで働くサービススタッフの中には、ワインについて深い知識を持ち合わせていない方やアルバイトの学生さんなども数多くいます。

自分が美味しいと思うワインを飲むためにも、「辛口で」という注文の仕方は避ける方がベターです。

ワインを頼むときは店員に好みのヒントをあげよう!

ここまで「辛口で」という注文の仕方では好みのワインに出会えるかどうかは運に委ねられてしまうよ、というお話をしてきました。

「ワインの知識もないのに辛口以外の言葉で注文しろとか無理っ!!」

と思われる方も多いと思いますが、そんなに難しく考える必要はありません。

ワインを頼む際にとても重要なのが「店員にヒントを与える」ということです。

「辛口」に頼らないワインの頼み方

「辛口」という言葉が本来表すのは、ワインが持つ「甘み」の部分です。
ワインにどれだけの糖分が含まれているか、という指標となるのが甘口・辛口という表現。

先ほどお伝えした通り、この甘い・辛いという表現でワインをカテゴライズしようとすると、一般的なレストランで提供されているワインの大部分が「辛口」に分類されます。

「甘い・辛い」以外の言葉で自分の好みの味わいを伝えられるようになると、一気に美味しいワインと出会える可能性は高まります。

お店のスタッフに伝えると分かりやすい表現は次のような感じです。ちょっとしたことがワインを選ぶヒントになるので、堅っ苦しく考えずにシンプルな言葉で伝えることが大切です。

●酸味
すっぱいか、すっぱくないか

●果実味(ワインの濃厚さ、的な指標)
こってり(濃厚)か、すっきりしているか

●渋み
渋いか、渋くないか(基本赤ワインにしか使わない言葉)

飲食店やワインショップなどでワインを選ぶ際、これらの言葉を組み合わせることで自分が好きなワインの特徴を具体的に伝えることができます。

「酸味の強い辛口ワインください」

「すっぱくなくてこってり系の白ワインください」

「渋くて濃い赤ワインください」

こんな感じで2つ以上の要素を組み合わせることで、ただ「辛口」と伝えるよりも数十倍好みの味わいが伝わりやすくなります。

お店のスタッフ側としては、どんなに小さなことでもいいからヒントはたくさん欲しい!と思っていますし、ちょっとしたことでもオススメするワインのイメージは湧きます。

例えば、「すっきりしたワイン」と聞くだけでも、ソムリエの頭の中ではだいぶ候補を絞れちゃいます。

恥ずかしがらずに店員さんとの会話を楽しんで、ぜひ自分の言葉で好みを伝えてみてくださいね。

ポイントは、

酸味・果実味(濃いか薄いか)・渋み

の三つだけで十分です!

ワインを「辛口で」と頼むと損をする理由まとめ

いろいろと語ってきましたが、この記事でお伝えしたいことはただ一つ、

「辛口ください」

というワインの頼み方をすると、外れワインを引く可能性が高くなるからやめましょう!ということだけです。

ちょっとしたことで美味しいワインに当たる可能性は格段に高まります。

ぜひ参考にしてみてください!

以上、器用貧乏チャーミーでした!